「アシンメトリーと生地のお話。」
アシンメトリー左右非対称デザインのフレームの代表格といえば
MASAHIROMARUYAMAですが、
こちらも優れたアシンメトリーフレーム。
四国の若手デザイナー、蓮井友城が発信するPADMA IMAGEの"kaku-maru"
フレームデザインの肝となるブローラインのみ左右で異なるシェイプを持ちつつ、
片側のみ微妙にフロント面を落とし陰影で表情をつけているあたり、
ぱっと見で判別できる違いと、細かな演出で見せる違い、
そのバランスが素晴らしいです。
クリア系のダークグレーグラデーション生地も素敵です。
例によってここで使用されている生地もデッドストックもの。
これら自らの足で探したデッドストック生地を使用することもPADMA IMAGEの魅力。
PADMA IMAGE / kaku-maru No.64 - Made in Japan -
PADMA IMAGE / kaku-maru No.64 - Made in Japan -
PADMA IMAGE / kaku-maru No.64 - Made in Japan -
PADMA IMAGE / kaku-maru No.64 - Made in Japan -
PADMA IMAGE / kaku-maru No.64 - Made in Japan -
余談ではありますが、
生産されて間もない生地で作ったんだろうなというフレームを見かけることがあります。
大量に作っているであろうものに多かったりしますが、
そんなフレームの場合、少しおかしな変形を起こしていることが多い。
某ブランドさんから画像を拝借して。。
これはアセテート生地ですが、
眼鏡で使用される生地は木材同様、最初は一枚の板状になっています。
良く見ていただくと上の生地が反り返っているのがわかるでしょうか?
この板から削り出してフレームを作るわけですが、
ではフラットな状態の生地とこの反り返った生地、
どちらを使うのが良いと思いますか?
正解は実は反り返ったほうの生地なんです。
製造からある程度時間が経過した生地は少なからず変形します。
変形した状態、、つまりこの反りの方向に合わせて眼鏡フレームのカーブをつけて切削することで
完成後の逆反り(顔のラインとは逆にフレームが反り返ること)を防ぐわけです。
製造から時間をおいて変形しきった状態こそが眼鏡フレームを作るためには最良であり、
デッドストック生地で作られた眼鏡フレームは変形も少なく、良い状態であることが多いのです。
生地の固さで何となく判別できたりするですが、
作り立ての生地の場合ほど柔らく粘り気があります。
対照的にデッドストックのような熟成された生地は固い。
変形し難く丈夫ではありますが、それだけ生地が乾いているということでもありますので、
レンズを入れる加工の際やフィッティングの際はゆっくりと時間をかけて温めてあげます。
扱い方としてはセルロイドに近いのかもしれませんね。
そんな意味でもデザインからはあまり想像できないかもしれませんが、
実は職人気質のPADMA IMAGE。
「〜だけど、実は○○なんだよね。」
ってなんか良いですよね。
これもまたある意味、アシンメトリーです。
Optical Inada 稲田眼鏡店
Director いなだ ひろ志
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